カソリックとアマルリクは文明開化。

 

いささか唐突だが、食べるということに信条のようなものを持っているか、私は問うた。前大統領は頬のたるみを押しあげるように人さし指を当てて四、五秒考えた。案外に音域の高い声で答えた。「人間は食べものの召し使いではない。食べものが人間にかしずかなくてはならん。そう思う」そりゃあそうだが、味もそつけもない。話の接ぎ穂がないではないか。老人は老人で演説口調に照れたか、少しくだけて話しはじめた。じつは長年の軍人生活で「早飯食らい」になったのだという。「食事は味わうのでなく、飢えを鎮めるのが目的だった。だからいまでも簡単な食事が好きなのだよ」例えば「この三十年以上、朝食はとはちみつとパン一枚だけだ。別に菜食主義者じゃないが、私は肉なしでもやっていける」前大統領がやっていけても、民衆は肉なしでは困る。が、九三年のポーランドの年間インフレ率は推定三九パーセント。この窮乏に解決策はあるか問うた。「君、それがわかったらすぐノーベル賞がもらえますよ。私にはそんな野望はないがね」ノーベル平和賞受賞者のワレサ現大統領に向けた、すごい毒。

自律したいという個人が増えてくる中で、自律を促進する人事政策をとることは、社員にとって大きな魅力であり、大きな求心力になるということです。「最適化社会」においては、社員を囲い込むような形で求心力を上げることはできません。社員の自律を促すなかでこそ、真の求心力が生まれてくるのだと思います。しかし、「企業の発展と個人の自己実現の統合を目指す」なかで、バランスよく自律支援の人事政策を実施していくことは、大変に難しいことです。以下に、オムロンでの取り組みを紹介したいと思いますが、まだまだ試行錯誤の部分が残っていることも付け加えておきます。通勤届の認可者は誰かオムロンが実施している様々な人事システムを紹介する前に、非常に小さな例を一つ挙げてみたいと思います。ある意味で、「工業社会」から「最適化社会」に移ってきたことを分かりやすく示しています。

その苦汁を経験した上で、今日のようなネットワークを作ったのです。あっちがダメなら、自分でネットワークを形成するしか方法がなかったのです。こういう機運があっちの産業にもこっちの業界にも現れています。これが変化です。昔ながらの劣悪なネットワークや、悪徳商法といわれてもしょうがない一擢千金を躯った違法ノ79第三章使命感を得た人々 なものも、まだまだ見られます。しかしそうした中で、本物の商品と本物の理念で、ネットワークをまつとうなものとして構築しようとする動きが顕著です。ニューゥェィズはいまその真っ只中にいます。大事なことは、そこに関わった人がこの業界をまともにする責任を持っています。自分で勉強して、人間的にも成長して、実績を積んでいくしかないのです。ニューウエイズのようなネットワークビジネスが、この先一○。三○年の間に爆発的に拡大すると思います。

もはや七奉行は、完全に一つのグループに割れてしまっている。羽田は、いった。「おれたち全員で、金丸邸を訪ねる。そこで金丸さんにこういうんだ。『わたしたち経世会は、今日まで日本の政治を動かし、責任を負ってきた集団です。いろいろな指摘はあるが、少なくとも日本の政治を前進させるために、われわれはがんばってきたつもりです。だが、いま、われわれは国民からいろいろな問いかけを受けています。混乱が治まるまで、しばらくは、会長を決めず、座長を中心とする合議制を取り入れたいと思います』とね。その場で金丸さんが了解すれば、なんとかおさまるんじゃないかな。金丸さんの目の前なら、七奉行も納得するだろう。なんとか怨恨を残さずに、この状況を打開するには、それしかない。みんなが一生懸命やってくれている最中に、おれみたいな担がれた人間が、よけいなことをいうようで申しわけない